在寮生および保護者の皆さま

来年度の在寮更新許可者の選考について

 ここ数年、慢性的な居室不足が続いております。それに加え、来年度以降、男子棟の改修が計画されており、男子寮生については、これから改修が終わるまで今以上の居室不足になります。また、現在、女子棟の定員を増やし建設中ですが、昨今の女子寮生の増加に 伴い、必ずしも余裕ができたわけではありません。
 男子については、夏休み明けに来年度の在寮更新希望調査を実施しましたが、退寮を考えている寮生は少なく、違反ポイント等を考慮した選考を行うことになると思います。
 遠方や、違反ポイントが少ない寮生が多く、なるべく寮に残してあげたいのですが、男子については銀杏棟が改修対象(70名程度分)となっているため、下級生の棟に上級生に入ってもらったしても、40名程度の男子寮生に退寮を考えてもらう必要があります。
 在寮更新の選考について、まず、寮費等が完納されていることが条件になりますが、これまで、
 ・違反ポイント
 ・通学時間
 ・通学距離
 ・通学手段
が審査基準として用いられていました。親元離れて自由気ままに過ごし、成績が思わしくない寮生が少なからずいますので、しっかり勉強してもらうために、成績も審査基準に昨年度より入れています。
 「自分は一人暮らしをしたいけど、自分だけの判断だけでは・・・」と言っている寮生もいます。寮生活の方が、多少の制約はあるものの経済的なメリットが大きい事には間違いありませんが、自立したいと考えている寮生も多いようです。そのような寮生には、ア パート等での暮らしを検討いただけたらと思います。
 新1年生の可能な受け入れは、男子40名程度、女子20名程度です。これに、4年次編入生と3年次留学生が加わります。現在の5年生が男子28名、女子15名なので、5年生の退寮による自然減だけでは新入生を受け入れるに居室数が全く足りません。今後も このような状況が続くことが予想されますので、新4、5年生は寮生活を卒業して、社会に飛び立つ前に一人暮らしを経験するのもいいのではないかと思います。